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過払い金請求
クレジットカード会社の過払い金請求

クレジットカード会社の過払い金請求

クレジットカード会社のクレディセゾン、三菱UFJニコス、セディナ、イオン、オリエントコーポレーションなどは、長らくの間、サラ金と同様に、利息制限法に違反し、膨大な利益を上げてきました。長年キャッシングをされているお客様は、利息制限法に引き直しますと相当多額の過払いとなっているのに支払い続けている、あるいはほとんど残債務がないという方がたくさんいらっしゃいます。

また、時効期間の問題（最後の取引日から10年の経過）がありますので是非早急にご相談下さい。

クレジットカード会社にも取引履歴の開示義務があることは、消費者金融・サラ金などと同様です。現在では、取引履歴の開示を拒否するということはなく保存されている取引履歴につきましてはすべて開示されることになっています。

以前は、金融業者側の取引履歴の開示の遅れが、実際の過払い金の返還請求手続きの期間を長引かせる大きな要因となっていましたが、最近は、クレジットカード会社では、どの会社も取引履歴開示は早くなってきています。

クレジットカード会社は、債務整理・過払い請求について対応策を持っており、法的手続きに対しては、応じています。弁護士による債務整理に伴う和解交渉の際には、銀行系カード会社と同様に債務整理に応じるクレジットカード会社が多いです。

浅野弁護士

過払い金請求については、クレジットカード会社に訴訟提起する方法が最も有利です。具体的には、過払金返還請求訴訟を提起します。すると、クレジットカード会社の方から和解を求めてきますので、その後に裁判上の和解または裁判外の和解を行います。請求する原告側のペースで大変有利な和解ができます。

クレジットカード会社などの金融業者は、債務者本人が過払い金請求を伴う任意整理の交渉を求めましても応じてくれないのが普通で、金融業者はまさに交渉のプロですから、必ず弁護士に任せましょう。

⇒　当事務所のクレジットカード会社からの過払い金返還実例をご覧ください。

各クレジットカード会社情報

株式会社セディナ

会社情報	平成21年４月１日、存続会社をオーエムシーとして、セントラルファイナンスとクォークの２社を吸収合併し、商号をセディナとした。
履歴開示	履歴開示に１～２カ月かかる。合併前の３社がそれぞれ別に履歴開示するため、履歴の表示のパターンが数種類ある。
対応	取引履歴依頼は１か所に送付しますが、３社が合併したため、履歴は３社別便で送られてきます。交渉は、３社分まとめてできます。旧ＯＭＣについては、約定利率のものとわざわざ法定利率のものも送付されますが、過払い利息については計算されていませんので、専用ソフトでの引き直し計算は必要です。訴訟提起後は、第１回期日を迎えることなく、ほぼ満額に近い金額での訴外和解になるケースが多い。支払日も割と早めである。

株式会社クレディセゾン

会社情報	月賦百貨店であった緑屋がかつてのセゾングループに入り、業態を転換し現在のクレディセゾンに至る。
履歴開示	１カ月前後
対応	訴訟提起後の対応が早く、ほぼ満額に近い金額での訴外和解になるケースが多い。和解締結すると、支払日を待たずして和解金が支払われることもある。

三菱UFJニコス株式会社

会社情報	日本信販として設立され、ＵＦＪカード（旧ミリオンカード）、ＤＣカードを吸収合併した。
履歴開示	１～２カ月かかる。
対応	このカードは、１　ＮＩＣＯＳカード（旧日本信販など）２　ＤＣカード３　ＵＦＪカード（旧ミリオンカードなど）４　協同クレジット（ＪＡカード）などの多数のブランドのカードが合併したため、記録開示開始時期がまちまちで、取引履歴の保有期間がそれぞれ異なります。平成７年からのものしか履歴が出てこないケースがほとんどで、それ以前からキャッシングをしていた場合には、推定計算をして交渉します。銀行口座からの引き落としで返済をしてきた方は、通帳の記帳からその取引を推定することが可能でありますから、ぜひ、古い通帳をお探しください。弁済の際に銀行口座引落しを利用していた人が多く、当時の通帳に記帳があれば、そこから取引を再現することも可能です。

株式会社オリエントコーポレーション

会社情報	ショッピングクレジット・オートローンは業界トップである。略称は「オリコ」。
履歴開示	１～２カ月かかる。
対応	ショッピングクレジット、オートローンの他、家賃収納等の集金業務など多種の業務を取り扱っているために、取引履歴の保管方法等が異になっています。キャッシングについては、平成７年からの履歴しかありません。追求すると、平成元年からの返済の記録のみの履歴を出してきます。これをもとに、推定計算をして交渉します。